video 18 10月
quote 16 10月

 これは余談ですが、オレが留置所にぶち込まれたとき、オウム信者が独房に入ってきました。なんでもサティアンから脱走しようとした信者を監禁するコンテナの監視人をしていた人物ということでした。朝の運動時間は全留置人がいっしょになるんだけれど、ヤクザですら気味悪がってオウム信者には近づかない。しかし、オレは好奇心が旺盛なので、積極的に寄っていっていろいろ面白い話しを聞くことができました。
 五十歳を超えたおっさんだったんだけど、夫婦で出家したそうです。ところが熱湯の中に長時間つかるという無茶な修行をやらされて、奥さんは死亡してしまいます。死亡届は出さず、死体を巨大な電子レンジみたいなもので焼却し、わずかに残った骨は硝酸で溶かして消滅させてしまったとのことでした。オウムに殺されたようなものですよね。後悔していないのかときいたら、「かたちが変わっただけなんです」と本気でこたえてきました。さすがにこういう人を目の前にすると衝撃で、何ともいえない暗い気分になりましたね。事件化されていないだけで、オウム真理教内部で文字通り消された信者は、たぶん数十人単位でいるのでしょう。

 さらに余談だけど、オウム真理教事件の時は、社会党の村山富市が首相の自社連立内閣でした。ネットでは、ウヨに危機管理がまるでできなかった無能内閣のようにいわれていますが、そんなことはなかった。
 オウム真理教事件で村山首相が一番気にかけたのは、オウム施設内でどうなっているかわからない子供たちのことでした。首相直々の命令で、オウム施設内に機動隊を突入させ数十人の子供たちを救出させています。子供を大切にするのは、日本人の最大の美徳のひとつだと思います。しかし、オウム信者だからという理由で親から子供を分捕ってよいという法律はありません。だからこれは決断に相当な覚悟が必要な超法規的な行動といっていいでしょう。ウヨ的な危機管理だったら、「オウムを壊滅させろー、法律を無視してでも一人残らず逮捕しろー」となるところが、社会党的危機管理だと、「オウム施設にいる子供たちが心配だー、法律を無視してでも一人残らず救出しろー」になるわけです。
 オウム真理教は、『警察が子供を拉致』なーんていうビデオを出して(オレは今も持っているぞ)抗議キャンペーンをしていましたが、お前らは修行して宿縁を遮断するんじゃなかったのかよと、ちょっとツッコミたくなりましたね。一九九五年は、阪神大震災もあり、前代未聞の事件が立て続けに起こった年でした。自民党政権だったとしても、あれ以上の対応は無理だったと思うよ。

photo 16 10月
photo 12 10月

『相棒』(テレビ朝日)に主演する水谷豊を「老優」と表現する者は誰一人としていないだろうが、すでに62歳。1年前に大ヒットした『半沢直樹』(TBS)には若々しい出演陣がそろったように見えたが、主演の堺雅人は不惑を迎える直前の39歳だった。10月から『MOZU Season2~幻の翼~』(同)に登場する西島秀俊は八面六臂の活躍ぶりだが、すでに43歳。昭和の時代では考えられず、隔世の感がある。

74年にヒットした『傷だらけの天使』(日本テレビ)で、主演の萩原健一は24歳だった。75年に山口百恵さんが『赤い疑惑』(TBS)に主演したときは16歳。79年、『3年B組金八先生』(TBS)の第1シリーズが放送されたとき、金八役の武田鉄矢は随分と老けて見えたが、まだ30歳だったのである。

60年代から70年代の日テレには学園ドラマシリーズがあったが、『われら青春!』(74年)に主演したときの中村雅俊は23歳。やはり教師役である。平成を迎えてからの91年に放送された『東京ラブストーリー』(フジテレビ)の織田裕二も23歳だった。

テレビの世界も高齢化~真剣に子供・若者に向けた新たな番組づくりをするべき!  | テレビのヨミカタ | 現代ビジネス [講談社]

photo 9 10月
photo 9 10月
photo 8 10月

大学に入ってすぐ、学園紛争で2年くらい講義がなくて、仕方なく物理や数学や化学の教科書を一人で読んでいたのですが、全くわからない。ところが英語の教科書を読んだら、スラスラわかった。それに英語が実に簡単なんでえらくビックリしたんです。理系の英語の教科書は理論がはっきりしているし、ちゃんとステップを追って書いてあるから理解しやすい。とくにファインマンの「Lectures on Physics」は英語で3巻もあるのに、物理の世界とはこういうものかと非常によくわかって感激しました。

高校の英語副読本はまるで歯が立たなかった。だって、バートランド・ラッセルなんて読ませられたんですよ。大学の英語だってジョイスとシェークスピアだから、分かれというほうがおかしい。私が思うに、文学系の人たちが英語を教えているから問題なんですよ。文学や哲学なんて日本語で読んだって私には解釈できないんだから、情緒も何もない、「1たす1は2」みたいに “すっきりくっきりこれっきり” って理論がハッキリしている理系の英文を、どうして初等中等教育でもっと教えてくれなかったのかと腹が立ちました。

日本の科学者は英語が下手ですが、英語で論文を書く場合は英語が上手下手の問題だけではないんです。そもそも自然科学は西洋が作ったものだから、論文は英語で、西洋風の論理で書かなければ評価されないのは当たり前。日本人は英語力を磨くと同時に、聖書を読んで西洋の真理観を学び、アリストテレスの論理を学び、「ソクラテスの弁明」を読んで西洋風の議論の進め方というものを勉強しなければ意味がない。私は大学時代、長い時間ポケーッと歩きながら、ソクラテスの口調を真似ていろんなことを頭の中で組み立てるなんてことをよくやっていました。

本川達雄×英文校正エナゴ・ロングインタビュー::英文校閲・英語論文校正・英文校正

photo 8 10月
photo 7 10月

スタートしたばかりのネットワークが、夜中に止まってしまった。接続を直さなければならないのですが、直すべきネットワークセンターはNTTの局舎内にあったのです。エンジニアが夜中の2時頃飛んでいったら追い返されてきた。入館するには、事前にNTTの印鑑が必要だったのです。しかもその書類をもらうのに3日かかる。つまり、3日間はネットワークが止まったままになるということ。そんな我慢をお客さんにさせられるはずがありません。「こんな不公平があっていいのか。こんな手続きのために、ハンコのために、われわれを信じてつないでくれたお客さんのネットワークを止めるわけにいかん」。

僕はエンジニアを10人ぐらい引き連れてNTTの局舎に突入したのです。ガードマンにそれを阻止されましたが、半ば強行突破です。このとき、僕は本気で不法侵入で警察に捕まってもかまわないと思っていました。お客様の通信を守る。ネットワークを守る。そちらのほうが正義だと。

新サービスの障害でNTTへ。しかし警備員が制止。強行突入するか 孫正義が出題、思考力を磨く設問:PRESIDENT Online - プレジデント

photo 4 10月
木下:
大都市であってもそうですね。とある大都市の商工会議所で活性化事業に関わることになって、会議で「大いに地元企業が互いに競争し、より良いサービスにしていきましょう」と言ったらドン引きされてしまいました。大声で「地元企業を競争させるなんてけしからん」と怒鳴られたり(笑)。「あれ、商工会議所っていつから経済団体じゃなくなったのかな」と思うわけですけど、そこにある基本思想は「分配」なんですよね。「パイを増やそう」とか、「よそと競争して素晴らしいものを作ろう」という発想は生れずに、「今あるパイを公平にわけてやっていこう」に傾いてしまう。個々のプレイヤーでは競争志向の人もいるのですが、業界団体などになってしまうと競争意識は消えてしまって、結果的に中長期的には競争力を失い、自分たちの事業機会そのものを狭め、パイ自体を減少させていることがほとんどです。

「みんなと同じ」B級グルメもゆるキャラも限界 「競争しない」社会に向かう地方 地域活性化の現実を見よ(2)木下斉×飯田泰之 (全4回) WEDGE Infinity(ウェッジ)


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